食育と学校

Food education and School

「子ども一人を育てるのに、村中の大人が必要だ」(アフリカのことわざ)は、子育てに携わる大人たちの連携の重要性を簡潔に表現している。

子どもが成人するまでの教育は、 家庭(親)、学校(教員)、地域(住民)が責任分野の境界線を厳密に分業していたのではできない。
村中の大人が連携して子どもの成長を喜んでいるという環境の中で育むことが理想だ。

そして、献立〜片付けまで自分一人で弁当づくりにはげむことが、バランスの良い生活体験・社会体験・自然体験になる。
子どもが健やかに育つためには発達段階に応じた三つの時間を経験させるべきで、それは下の図のような構造だ。

「くらしの時間」とは、家族と共に過ごす衣食住に関わる時間で、 心身の健康の基礎づくりだ。
安心・安全で、心が癒されるこころの基地が形成される。

「あそびの時間」とは、屋外で年齢層の異なるこどもたちが群れになって遊ぶ時間で、社会性とコミュニケーション能力が育つ。

図工の時間

算数の時間

「まなびの時間」とは、学校・塾・習い事・スポーツククラブで自分の長所に気づき、それを磨く場所だ。

 
 
 
 
 
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のぞいてた子がのぞかれる(憧れに憧れる)

4人娘の14年後(もう二人は子育て中)

不登校・引きこもり、子どもの貧困、格差社会、家庭内暴力、離婚、少子化、高齢社会…
子どもが育ちにくい環境改善に“弁当の日”は確かな効果を上げると信じている。

100年未来の家族に届く現象をもう目にすることができる。
それは、“弁当の日”世代が台所に立たせる子育てをしているからだ。男女を問わず。

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竹下和男
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